タンス預金はバレる?
タンス預金は税務署にバレるか? ということを解説しているサイトをよく見ます。ほとんどのサイトでは、「バレる可能性が非常に高いので辞めましょう」という結論になっており、私もそう思います。ただし1つ疑問があります。それはタンス預金は何の為にしているのか? という目的の部分です。ほとんどの解説サイトでは、タンス預金をする人は相続税を減らしたいという目的の為に、あらかじめまとまったお金をタンスの中に隠している、ということが前提になっています。果たして本当にそうでしょうか? タンス預金をする人は本当に相続税対策の為 ...
子供たちの仲が良い場合、遺言書は不要でしょうか?
子供たち(相続人たち)がとても仲が良いので、自分が亡くなった後のことはまったく心配していない、遺言書を書く必要は無い、みんなで仲良く分けてくれれば良い。とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。果たして、遺言書が無くても大丈夫なのでしょうか? どんなに子供たちの仲が良くても、遺言書が無いと相続時に何らかのシコリを残してしまう可能性があります。その理由は『家族の存在』です。どういうことかと言いますと、確かに仲が良い兄弟姉妹の他に関係者が居ない場合は、その兄弟姉妹だけで遺産分割をして公平に分けることは可能だと ...
相続時、故人の通帳が見つかったので一安心・・・にはなりません
遺産相続をする場面においては、故人の銀行口座を特定する必要があります。一般的な方法としてはまずは通帳を探すことです。もし通帳が見つかれば、故人がその銀行に口座を持っていることになりますので、銀行に問い合わせをかけて、他にも口座はあるのか? 投資信託などの金融商品はあるのか? 貸金庫はあるのか? などを調べていくことが一般的な方法となります。 ところが現代では、通帳が無い銀行口座があります。数年前から大手銀行では、新規の口座開設は原則として紙の通帳を作っくれなくなりました。別途依頼すれば紙の通帳を発行してく ...
遺言書が複数出てきた。日付の新しい遺言書が有効・・ではありません
遺言書が複数出てきた場合はどうなるのでしょうか? 結論から言えば、原則すべての遺言書が有効です。100通遺言書があれば原則100通すべて有効な遺言書です。30年前に書いた遺言書でも有効です。よくある誤解としましては、日付が一番新しい遺言書のみが有効であり、古い遺言書はすべて無効であると言われる場合があります。実際、そのように誤解されている方は多いですし、信じられないことにそのような間違った解説をしている解説サイトも見たことがあります。でも、実際は遺言書は何通あっても良いのです。たとえば次のような2通の遺言 ...